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おしぼりアドバイザー

日本において、“おしぼり”は、単に手指を拭く用途だけではなく、おもてなしを象徴するものとして、家庭内外で広く使用されている。
昨今では、紙製のおしぼりが多く普及してきているが、これは単に手指を拭くものとしての用途となるが、タオルのおしぼりは、これとは全く異質のものであり、手指を拭くだけでなく、相手に“おもてなし”を表し、また使用時には、癒しや安らぎの効能がある。

家庭外における飲食店などで提供されるタオルのおしぼりの多くは、レンタル商品であるが、それについては、一般的にあまり知られていないという現状がある。
このレンタルされたおしぼりは、使用後に回収して、洗浄し、衛生処理が施されているリ・ユース品である。
レンタル品であるにもかかわらず、雑巾のように取り扱われたり、紛失するおしぼりの数が多く、こうした事態は貸おしぼり業者が抱えている大きな課題となっている。

日本の文化を象徴するもののひとつとしてとらえられている“おしぼり”が、正しく使用されるように、お客様に衛生で、きれいなおしぼりをお届けするために、全国おしぼり協同組合連合会では、貸おしぼり業者の集配を行うルートスタッフを対象に、“おしぼりアドバイザー(商標登録第5985896号)”という資格制度を構築した。

レンタル先である飲食店等でのおしぼりの在庫管理等については、ルートスタッフが担うことが多いため、お客様の業種業態に応じて、適正な在庫管理で衛生なおしぼりを提供できる技能が求められる。
そこで、“おしぼり”という商品を正しく理解し、正しく提供し、正しくご使用していただけるための知識と技能を修得するための研修制度と、検定制度が平成26年(2014年)に導入されている。

おしぼりアドバイザーは、2級と1級に分かれており、学科と実技の検定により、一定の基準に達し、合格した者だけが与えられる称号となっている。

令和4年(2022年)12月現在、全国で約600名近くのおしぼりアドバイザーが活躍している。

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環境大臣より
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環境大臣より感謝状を授与されました

10月29日は
『おしぼりの日』

全国おしぼり協同組合連合会が2004年(平成16年)に制定しました。
10月は「て(ten)」の語呂合わせと10本の指から、 29日は「ふ(2)く(9)=拭く」の語呂合わせで『手を拭く』の意味です。